メニュー

日本最大級のお墓総合ポータルサイト「みんなのお墓」

資料請求やご質問は
お電話でもOK

0120-12-1440

無料相談 / 9時〜17時
(土日祝・年末年始を除く)

2023.12.15

生きる意味問う『カオルの葬式』が先行上映中

この記事の目次はこちら!

一人の女性カオルが残した遺書から始まるダークコメディ

一人の女性の死をめぐって繰り広げられる、最大級の皮肉と愛が詰まった日本・スペイン・シンガポール国際共同制作長編映画『カオルの葬式』(湯浅典子監督)が12月8日から岡山市北区にある岡山メルパで先行上映されています(公式ホームページカオルの葬式=写真上。本作品は完全オリジナル脚本のダークコメディで、カオルの残した遺書がきっかけとなってストーリーが動き出します。遺書には、離婚した元夫・横谷が喪主を務めるよう記されており、その通夜・葬儀を通じて一人娘や、カオルと生前に関わった様々な人々の思いが時間軸を前後して交錯します。メインのロケ地は、岡山県鏡野町の宝樹寺(南北朝時代創建の実在する寺院)で、地方に残る古い習俗に則った葬儀の場面も見所の一つです。撮影・音楽・編集等はスペイン人スタッフと共同で、同県内(蒜山高原や笠岡諸島・瀬戸内海など)のほか、茨城県や都内でも撮影が行なわれました。海外への販売は、シンガポールのワールドセールスカンパニーが務めています。

作品のテーマは「死ぬことは、生きること」

ネタバレになるので、これ以上は話せませんが、作品のテーマは「死ぬことは、生きること」。「死は平等であり、人間は決して抗うことはできない。また人生はいつも不平等で、いつ何が起こるか、誰も知ることはできない。生きるにも死ぬにも理由があると言えばあるし、ないと言えばない。そうやって振り回されながらも、とにかく生きるしかない。(結果はどうあれ)闘い続けることこそが生きるということ」「余白の多い映画なので、それぞれの思いを巡らしながら観てほしい」と湯浅監督は述べています。

葬儀は故人から遺された人たちへ向けたエールでもある

 本作品は来年以降、映画祭の出品などを経て、国内外での上映が予定されています。同館(岡山メルパ)での先行上映は1日2回で、12月14日㈭までは①13:25~、②19:35~。15日㈮・16日㈯は①15:30~、②21:40~。17日㈰は13:20~の1回のみで、上映終了後に、トリプル主演のお二人、関浩治さん(横谷潤役)と一木香乃さん(鷲巣カオル役)による舞台挨拶も予定されています。湯浅監督は「葬儀とは故人を送るだけではない。故人から遺された人たちへ向けたエールでもある」と述べていますが、それはお墓にも言えるのではないでしょうか。コロナ禍以降、葬儀の縮小・簡素化が進んでいる今こそ、ぜひ観ていただきたい作品です。

お墓の基礎知識の関連記事

永代供養の関連記事

納骨堂の関連記事

樹木葬の関連記事