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2023.12.19

クマ被害―なぜ神社仏閣に出没しやすいのか

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墓地で親子2頭と遭遇し、親グマに襲われる被害も

今年はクマによる人身被害が各地で続出(写真上はサファリパークで餌をねだるクマ)。環境省によると、今年4~10月までのクマの出没情報は全国で19,191件。同11月までの人身被害は193件、212人(うち6人が死亡)で、速報値ながら過去最多となっています。都道府県別では、秋田が最多で62件、次いで岩手の44件(死亡者2)、福島14件、長野11件(同1)、青森10件、北海道6件(同2)など主に東北以北に集中しますが、岐阜や三重、京都、島根といった西日本での被害も報告されています。今年8月には、長野県上田市の寺院墓地で、70代の女性が草取りの最中に親子2頭のツキノワグマと遭遇し、親と見られるクマに襲われ、額や右腕などを数回ひっかかれました(幸い軽傷で済んだとのこと)。また、新潟県村上市の寺院では、夜間に野生動物が観音堂へ侵入し、床・壁を壊される被害が発生。その被害状況や現場に残されたハチの巣の残骸などからクマの仕業と推測されています(いずれも『月刊住職』2023年12月号が詳報)。クマが神社仏閣に出没しやすい理由としては、お供え物や境内周辺に樹木(どんぐりなどの木の実や柿など)が多く、建物の構造が高床式で床下に隠れやすいためとも言われています。

クマを発見、遭遇した場合の対処法について

では、実際にクマと遭遇した場合、どうすればよいのでしょうか。環境省『クマ類の出没対応マニュアル・改定版』によると、①遠くに発見した場合、落ち着いてその場から静かに立ち去る、②近くにいた場合、クマを見ながら(あるいは静かに語りかけながら)ゆっくり後退する、③至近距離で遭遇した場合、両腕で顔面や頭部を覆い、直ちにうつ伏せになるなどして重大な傷害や致命的なダメージを最小限に留める(クマ撃退スプレーを使用する場合、射程距離の5m以内まで引き付けてから顔に向けて噴射する)、④子グマと遭遇した場合、近くに母グマがいる可能性が高いため、近づかず、その場から速やかに離れる――などと注意喚起しています。

冬眠に入る12月以降も要注意

多くのクマは12月に冬眠しますが、巣穴が人里近くにある場合、物音で目を覚ましたり、巣穴を移動することもあるようなので、出没・被害の多い地域では引き続き注意が必要です。また冬眠から目覚めた後の対策も今のうちに考えておきまし

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