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樹木葬の基礎知識。埋葬方法、費用相場、メリットやデメリットを分かりやすく解説

この記事の目次はこちら!

石ではなく、花木を墓標にした樹木葬が注目を集めています。一般墓や納骨堂をしのいで、樹木葬がもっとも多く選ばれているという調査データもあります。実際に、寺院や民間企業の取り組みとして始まった樹木葬は、いまや公営霊園でも設置が進むほど、普及しています。

とはいえ、これまで多くの方が石のお墓にお参りをしてきたからこそ、樹木葬がどういうものなのか、イメージしづらいと感じている人も少なくありません。

この記事では、樹木葬とはいったい何なのか、その基礎知識を分かりやすく解説いたします。樹木葬の歴史、普及した社会背景、さらには樹木葬の種類や費用相場、メリットやデメリットについてご紹介いたします。

樹木葬について何も分からない方、新しいお墓に樹木葬を検討している方、どうぞ最後まで読み進めてみて下さい。

樹木葬とは

まずは、樹木葬がどのような形態のお墓なのかを解説いたします。

樹木葬とは、樹木を墓標としたお墓

樹木葬とは、その名の通り、樹木を墓標としたお墓のことです。

ひとことに樹木葬といっても、細かく見るといくつかの種類に分類できます。大きくは里山全体を墓地とした「里山型」、都市型霊園の中に樹木葬区画を設けた「公園型」に分けられ、昨今普及している樹木葬は後者になります。

また、「樹木葬」と謳っているものの、実際には樹木だけではなく石材を用いたものも少なくありません。手を合わせる対象として樹木を用い、お骨を納めるカロートにふたをする役目として石を併用する樹木葬も多く見られます。

樹木葬でよく用いられる植物

樹木葬でよく用いられる植物として、サクラ、ヤマツツジ、ハナミズキ、エゾアジサイ、ウメモドキ、サルスベリなどが挙げられます。

樹木葬の歴史

樹木葬は1991年に祥雲寺(岩手県一関市)がはじめた「樹木葬墓地」が日本初だと言われています。20年以上手つかずだった里山を購入し、墓地として整備を進め、1999年に一関市から墓地経営の許可を得て、「樹木葬公園墓地」を開園しました。

祥雲寺の樹木葬墓地が画期的だったのは、里山の環境保全と墓地の運営を兼ねている点、そして石材や構造物を一切使わずに、完全に土壌と植物だけで埋葬行為を行っている点です。

一見するとローコストで管理運営ができると思われがちですが、樹木葬開業に尽力した千坂嵃峰前住職によると、「里山の自然は放置しても、手を加えすぎてもだめで(中略)墓石の場合より比較にならないほど資金と労力がかかることを覚悟しなければならない」そうです。

そして、『墓地、埋葬等に関する法律』によると、埋葬行為は「墓地」と認められた場所でしか行えず、里山だからと言って、樹木葬が行えるわけではありません。墓地の認可は簡単には受けることができず、里山型の樹木葬は、環境保全と死者の自然回帰という点で、まさに理想的なものではあるものの、実際にそれを形にしていくには高いハードルを越えなければならないのです。

このような理由から、日本全国に広がっていったのは、祥雲寺が実現したような里山型ではなく、昨今よく見られるような、都市部の霊園の中に作られた樹木葬墓地です。

2006年、国内初の公営霊園での樹木葬墓地が誕生します。横浜市メモリアルグリーンの合葬式樹木型墓地は、こんもりと土を盛り上げ、芝生や花を植え、真ん中にシンボルツリーとなる3つの高木(ケヤキ、クス、シャラ)が植えられています。お骨は1㎡につき骨壺1体を収蔵し、埋葬が終わると上から芝生で張り戻します。

また、2012年には東京都立小平霊園内に「樹林墓地」「樹木墓地」が開設。自治体が樹木葬墓地に乗り出すことで、日本全国の寺院や霊園でも樹木葬が行われるようになったのです。

 

樹木葬が人気の理由

樹木葬の人気には、次のような理由があると考えられます。

子のない世帯の増加

従来の社会では、親や先祖の供養を子や孫が務め、それを世代を超えてくりかえしていくものでした。そこで受け継がれる生命の連続性こそを大切にし、その象徴がお墓だったのです。

しかし、人口減少、少子高齢化、未婚化・晩婚化などによって、子のない世帯や単身者世帯が増加しています。墓石を建てたとしても近い将来に墓じまいをしなければならないこととなり、その結果墓じまい不要のお墓が望まれるようになりました。墓石が不要であることと遺骨と土に還すことの2点を特徴とする樹木葬の多くは「墓じまい不要」「永代供養付き」を謳っており、こうしたことから樹木葬が支持されるようになったのです。

環境問題への意識

持続可能でエコな社会を求める声が高まっている昨今、墓石の建立に比べると、樹木葬は自然にやさしい埋葬方法と言えるかもしれません。「里山型」の場合は里山の環境保全と遺骨の埋葬がセットになっていますし、「公園型」の場合は自然の木々や草花に囲まれた中でお参りできる点が、従来の墓石にはなかった魅力として受け止められています。

※「里山型」「霊園型」については次章で詳しく解説いたします。

自然回帰への志向

従来のお墓では、カロートの中に並ぶ骨壺を並べて大切に保管してきましたが、供養の在り方も多様化する中で、「亡くなったらすぐに自然に還りたい」と考える人たちが樹木葬を選ぶ傾向にあるようです。

安価な費用

伝統的な墓石に比べると、樹木葬は初期費用を安く抑えることができます。バブル経済が崩壊してから社会が不景気になることで、経済的に負担の少ないお墓が選ばれるようになってきました。

※この章は、槇村久子さんの論文『樹木葬墓地の多様化とその意味と背景 そして共同墓の進展』を参考にしました。
※かつて祥雲寺が開設した「樹木葬公園墓地」は、現在は知勝院が管理運営をしています。

なぜ?樹⽊葬が注⽬されている理由 の記事では、新しい潮流として樹木葬が選ばれている理由を、さらに深く掘り下げて考察しています。合わせてご覧ください。

樹木葬の種類

樹木葬には大きく分けて「里山型」と「公園型」があります。また、公園型の中にもコンセプトを打ち出したさまざまな樹木葬霊園があります。詳しく解説していきます。

里山型

さきほどの『樹木葬の歴史』の章でも触れましたが、里山型とは、自然の里山の中にお骨を埋葬するタイプの樹木葬です。行政から墓地として認められた山林の中で、個別に区画が割り当てられ、その中で埋葬し、植樹をします。

里山型は、文字通り広大な山林を必要とするため、都市部ではなく地方や郊外でないと運営できません。また、埋葬行為は行政が墓地と認めた場所でしか行えません。もしも墓地として認められていない山林に埋葬した場合は、遺体遺棄罪に抵触します。

里山型樹木葬の代表格は、さきほどもご紹介した日本初の樹木葬を開設した岩手県一関市の知勝院です。

知勝院寺の場合、半径1m以内を墓所として、その中に遺骨を埋葬します。人工物はお寺側が用意する名前を示す木札のみで、石板やカロート、また埋葬の際は骨壺も用いません。お骨だけを土に還して埋葬したあと、花木(低木)を植えて、これを墓標とします。

公園型

公園型とは、里山型とは異なり、一般的な都市型霊園の中に設けられた樹木葬墓地のことです。公営霊園、民営霊園、さらには寺院墓地の中でも樹木葬を行っているところは多く、現在国内に普及しているほとんどの樹木葬は公園型です。

霊園型樹木葬の形もさまざまですが、多くは墓標となる大きな樹木(シンボルツリー)を植えて、その周辺にお骨を埋葬するスタイルをとっています。里山型とは異なり、カロートを設置し、骨壺を用いて埋葬することも多いですし、霊園によっては石でできたプレートやモニュメントを用いるところもあります。

里山型と公園型の違いについては、 【樹木葬】⾥⼭型?公園型?それぞれの特徴、費⽤、注意点を解説 の記事でより詳しい説明をしていますので、ご覧ください。

3つの埋葬方法

樹木葬では、お骨はどのように埋葬されるのでしょうか。主に3つの埋葬方法があるのでご紹介いたします。

合祀型

合祀型とは、お骨を個別に埋葬するのではなく、他の人と同じ場所に埋葬し、シンボルツリーに対して礼拝するタイプの樹木葬です。墓石における「合祀墓」「集合墓」「永代供養墓」の樹木葬版だと表現すると、分かりやすいでしょう。

個別に区画を持たなくてよいため、もっとも安価に供養ができます。

共同埋葬型

共同埋葬型は、シンボルツリーの周辺に個別のカロートを配し、その中に個別にお骨を納めるタイプの樹木葬です。

「他の人のお骨とはごちゃまぜになりたくない」「自分たちが元気なうちは個別にお参りしてあげたい」と希望する人たちに選ばれています。礼拝は共用のスペースで、埋葬は個別の区画で行います。

カロートの大きさは霊園によって異なりますが、埋葬できる骨壺の数は限られており、夫婦用、あるいは1代限りを前提として作られているものが多いようです。契約期間が過ぎたら合祀施設に移り、他の方とともに埋葬し、永代供養となるケースが大半です。

個別埋葬型

個別埋葬型とは、個別の区画を取得して、埋葬と植樹をする樹木葬です。自分たちだけの個別の区画の中でお参りしたい人に選ばれています。

個別区画とはいえ、将来的に墓守がいなくなることを想定して、合祀や永代供養に移せるよう、カロートを設置し、骨壺のまま埋葬するタイプのものも見られます。

共用のシンボルツリーを用いずに、個別の樹木に礼拝するため、自分たちが希望する植物を選ぶことができます。ただしどんな草花でもよいというわけではなく、その地域や霊園と調和がとれたものを霊園側が数種類用意し、その中から選ぶという形がとられています。

樹木葬の費用相場

樹木葬の価格相場は10万円~100万円くらいでしょう。合祀型で個別の区画を持たないものであれば10万円から、個別の区画の場合は100万円以上する樹木葬もあります。

里山型:50万円~80万円

里山型は、自然の里山の中で行われる樹木葬で、カロートや石碑などの人工物は原則として用いません。だからといって、ただ土を掘ればよいというものでもなく、個別に墓地区画を取得すること、里山の環境保全には長期的なコストが必要となるなどなどの理由から、それなりの費用がかかります。

合祀型:10万円~20万円

合祀型では、個別の区画や、カロート、草花を用いずに、シンボルツリーのもとで他の人と同じ場所に埋葬されます。そのため、樹木葬の中ではもっとも安価に埋葬できます。

共同埋葬型:20万円~120万円

共同埋葬型は、シンボルツリーのまわりに配置された個別のカロートを購入し、その上に石のモニュメントやプレートを置きます。これらには故人様の名前、刻みたい言葉などを刻印できます。

個別埋葬型:50万円~100万円

個別埋葬型は、個別の区画の中に遺骨を埋葬して、樹木や草花を植えてこれを墓標とします。石のお墓を建てるよりは安価に済みますが、それでも個別に墓地区画を取得するため、樹木葬の中では高額な部類になります。

他のお墓との違い

樹木葬の特徴をよりはっきりと掴むために、墓石、納骨堂、散骨などの、他の埋葬方法との比較から考えてみたいと思います。

墓石と樹木葬の違い

これまで長らくお墓のスタンダードだった墓石。樹木葬との間にどのような違いがあるのでしょうか?

初期費用の違い

石のお墓を建立するには高額な費用がかかります。墓地区画を取得して、墓石を建立しなければならないからです。樹木葬も個別埋葬の場合は、墓地区画を取得して、墓標となる花木を植樹します。この石材と花木とを比較すると大きな開きが生じます。

墓石を建てるには、固くて重い岩石を、運搬、加工、設置しなければならないため、どうしても複数の石工や職人の手数と、それだけのコストがかかってしまいます。

それにくらべて、樹木葬で用いられるのは低木ですから、これを植樹するほうが安価に抑えられます。

ただし最近では、コンパクトなお墓も登場し、樹木葬と墓石の価格面での開きはなくなりつつあります。

墓じまいが不要

初期費用の違いと同様に、墓じまいの場合も墓石の方が手間とコストがかかります。一方で、樹木葬では、墓じまいをするためにそこまでの手数がかからないこともあり、初期費用の中に墓じまいや永代供養の費用が含まれていることが大半です。跡取りのいない人などにとっては、将来の不安が解消されることは大きな安心につながります。

承継か、一代限りか

お墓を先祖代々受け継ぎ、ご先祖さまとのつながりを大切にしたい人には墓石が向いています。墓石は固くて重い分、どんな風雪にも耐え、ずっとそこにいつづけられます。また、ご先祖様の名前を刻印できることから、子孫と祖先が世代を超えてつながることのできるシンボルになりえます。一方で樹木葬は埋葬の数に限りがあるものが大半で、1代限りのお墓に適しています。

掃除のしやすさ

墓石の場合は石を拭く、草を抜くという分かりやすいお掃除の方法があります。これを負担と感じる人もいれば、お墓掃除で心がスッキリするという人もいます。一方樹木葬は、基本的には掃除は不要です。ただし、個別区画の場合は雑草を抜かなければなりません。

納骨堂と樹木葬の違い

昨今人気の納骨堂。墓じまい不要、価格設定など、条件が似ていることから両者のどちらを選ぶべきか悩む人も少なくありません。納骨堂と樹木葬の違いについて見ていきましょう。

屋内か屋外か

納骨堂は屋内の納骨施設です。ですから、天候に左右されることなく安心してお参りができます。一方で樹木葬は屋外のお墓です。雨の日や日差しの厳しい季節のお参りは大変ですが、空のもと、自然の移り変わりを感じながらお参りができます。

埋葬場所の違い

納骨堂は、納骨壇と呼ばれる空間の中に骨壺を並べます。一方、樹木葬の場合は遺骨を土に還すことができます(種類によっては骨壺のまま納めるものもある)。もしも遺骨を土に還したいのであれば樹木葬の方がおすすめです。納骨堂の場合、利用し続ける限り遺骨は骨壺に納められたまま保管され、土に還るには合祀されるまで待たなければなりません。

費用相場は比較的近い

樹木葬も納骨堂も、費用相場にさほど違いがありません。先ほどの章で、樹木葬の費用相場は10万円〜100万円くらいだと説明しましたが、納骨堂の費用相場は20万円〜100万円くらいです。

散骨と樹木葬の違い

散骨と樹木葬の違いをご存知でしょうか。お墓を建てないという点では同じですが、細かく見てみると両者は似て非なるものです。

法律的な解釈

樹木葬は、法律で「墓地」と認められた場所のみで行えます。これを言い換えると「樹木葬は合法」ということになります。一方で、散骨は「墓地」として認められていない場所に粉末状にした遺骨を撒く行為で、この記事を執筆している2023年9月現在では、違法でも合法でもないグレーな状態にあります。散骨は主に海で行われますが、一部山で散骨をする人もいるようです。

グレーだからと言って、どこでも散骨していいわけではなく、ひと気のない山林も必ず土地の所有者がいるため、実施者のモラルが問われます。実際に、地域住民による反感から散骨を規制する条例やガイドラインを策定している自治体が複数あるほどです。

こうした山林散骨と樹木葬を混同しがちですが、厳密には違うので充分に注意しましょう。繰り返しになりますが、樹木葬は法律にのっとって行政が「墓地」として認めた場所で行われるのに対し、散骨はそうではないということです。

なお、粉末状にされていないお骨を散骨した場合、遺骨を廃棄したものと見なされ、遺体遺棄罪に抵触します。

費用は散骨の方が安い

埋葬や礼拝のための施設を必要としないため、散骨の方が安価です。散骨にもさまざまな方法がありますが、相場は5万円〜30万円ほどです。

 

樹木葬のメリット

ここまで樹木葬について解説してきましたが、これらを踏まえて樹木葬のメリットについてまとめます。

樹木葬のメリット

  • 自然の樹々の中で埋葬やお参りができる
  • 初期費用が一般墓よりも安価
  • 永代供養付き・墓じまいが不要

自然の樹々の中で埋葬やお参りができる

樹木葬の一番のよさは、何よりもすがすがしい明るい雰囲気の中でお参りができることでしょう。お骨は時間をかけて土に還っていき、それらが巡って草花が咲き誇る。そうした自然の循環系の中に自らの死後を託すことが、安心感につながるのだと思われます。

初期費用が一般墓よりも安価

従来の一般墓に比べて初期費用を安価に抑えられます。樹木葬の費用相場は10万円〜100万円ぐらいです。

永代供養付き・墓じまいが不要

樹木葬のほどんとは、永代供養付きです。里山型や合祀型の場合は契約期間が過ぎたり、お参りの人がいなくなってもそのままで、樹木や草花が園内の景観を保ってくれます。「個別埋葬型」「共同埋葬型」の場合は、最終的にお寺や霊園側で永代にわたって供養してくれます。

 

樹木葬のデメリット

一方で、樹木葬のデメリットについても押さえておきます。

樹木葬のデメリット

  • 草花が枯れてしまうこともある
  • 墓石と併用している樹木葬も少なくない
  • 埋葬する遺骨の数に制限がある
  • (里山型の場合)アクセスが大変
  • (里山型の場合)逆に手入れが大変

草花が枯れてしまうこともある

墓石がずっと同じ姿かたちでいるのに対し、草花は季節によってその姿が移ろい、場合によっては枯れてしまうこともあるでしょう。また、台風などに見舞われてなぎ倒されるようなことも考えられます。

墓石と併用している樹木葬も少なくない

「樹木葬」と謳うものの、実際には墓石(プレートやモニュメント)と併用しているものも少なくありません。里山型のような環境保全と遺骨の埋葬がセットとなった樹木葬を期待している人にとっては、公園型の樹木葬は別のものに見えてしまうかもしれません。

埋葬する遺骨の数に制限がある

樹木葬は、基本ひとつの場所にたくさんのお骨を納めるようにはできていないものが大半です。さらに、代々承継していけるシステムを採用していないものがほとんどなので、先祖代々の埋葬をするには不向きでしょう。

(里山型の場合)アクセスが大変

里山型の樹木葬墓地は、地方や郊外の山間にあります。自然の奥深さを好む方であればよいのですが、住まいから距離がある場合、お墓参りのために現地に行くだけで、大変な時間と労力がかかってしまいます。

(里山型の場合)逆に手入れが大変

里山型の樹木葬は、里山全体の墓地です。場合によっては、墓標として植樹をした樹木と雑草の見分けがつかなくなる恐れもあります。また、墓域の管理が行き届かなくなると、逆に手入れが大変になることも考えられます。

 

樹木葬の注意点

最後に、樹木葬に踏み切る際は以下の三点をもう一度しっかりと考えることをおすすめします。

お墓参りに物足りなさを感じることもある

これまで墓石へのお墓参りに慣れている人からすると、樹木葬でのお参りに物足りなさを感じることもあるかもしれません。お墓掃除、雑草抜き、お花やお線香のお供えといった一連の流れを汲むことでお参りした実感を持てるという側面もあります。自身の心の安らぎや満足感を、本当に樹木葬が満たしてくれるのかをしっかりと考えましょう。

事前に周囲の人に理解してもらう

樹木葬はまだまだ新しいお墓のかたちです。特に大切な家族や親戚に対しては、事前に樹木葬にすることを伝えて理解しておいてもらいましょう。あとから「聞いてなかった」と思われるとトラブルの原因となります。

樹木の姿は日々変化していく

樹木は、気候や季節によって日々変化します。契約時は満開に咲き誇っていた樹木が、季節が変わったり、年月を経ることでその姿を変えることもあるでしょう。そのことを充分に理解した上で、樹木葬にするかどうかを考えましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。樹木葬についての基礎知識を網羅的に解説いたしました。

樹木葬をはじめ、継承墓や樹木葬など、お墓についてご検討の方は、どうぞ私たち「みんなのお墓」 をご活用ください。「みんなのお墓」は、経済産業省の認可団体である全国石製品協同組合(全石協)が監修する日本最大級のお墓総合ポータルサイトです。全国47都道府県の石材会社や関連会社が力をあわせて、あなたの幸せなお墓ライフ、納骨堂選びをサポートいたします。

 

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