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2023.11.21

親の死後について本人と向き合って話せますか

目次

人(家族や友人)のため、自分のためでもあるエンディングノート
エンディングノートは、人生の終末、つまり死後や病気等で意思疎通ができなくなった時に自分はどうしたいのか、(家族や友人に)どうしてほしいのか、あらかじめ自分の希望を記しておくノートのことです(写真上)。遺言書と違って法的効力はありませんが、遺言書に書ける内容は死後の遺産相続などに限定されるのに対して、エンディングノートでは遺産相続はもちろん、生前のことも形式に囚われず自由に書けます。これを書いておくことで家族の負担を減らすことができ、また自分の人生を見つめ直すきっかけとなり、残りの人生を充実したものにすることができるのです。
「エンディング」というネーミングについて
もちろん、エンディング=自分の死=不安、怖いというネガティブな発想から、「まだ健康なのに縁起でもない」「考えることに抵抗を感じる」という方も少なからずいらっしゃるでしょう。そのため、終活セミナーなどに参加して、いざエンディングノートを書こうと思っても、あれこれ悩んだり、躊躇してしまうことが多いようです。それでも、本人が自発的に書いてくれればよいのですが、この種の話題を家族から切り出すと、本人の機嫌を損ねたり、「遺産相続で自分に有利な内容を書いてもらいたいのでは」と変に勘繰って(へそを曲げて)書いてくれない可能性があります。そもそも「死を連想させる『エンディング』というネーミング自体がよくない。いっそのこと『ハンドオーバー(引き継ぎ)ノート』に改称したほうがよい」という意見も出ています。
ロンブー淳さんのアドバイスに大納得!
お笑いタレント、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは4年前、慶應義塾大学大学院に進学し、「死者との対話」を研究テーマに掲げて、遺書動画アプリ「ITAKOTO(イタコト)」を立ち上げました。その田村さんが以前、親と向き合って死後のことを話す際のコツについて、新聞社の取材でこう答えていました。「親にどう死にたいかと聞くのは確かにハードルが高い。『これからどう生きたい?』と聞くのが一番いい。そうすれば『私はこんなことをして生きて、こういう風に死んでいきたい』と、話の中に自然に死が出てくるはず。『生きる』ということに対してポジティブな質問をすれば、自然に話ができるようになるのでは」と。その記事を読んで、私も思わず「さすが口達者で頭の切れるタレントさん」と感心してしました。親の終末について同じような悩みを抱えている方がいらっしゃれば、ぜひこの方法を試してみてください。