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石の産地「茨城」「庵治」で彫刻展を開催中

目次

石の産地で開催される彫刻展

10月14日付けの本コラムでは、10月下旬から11月上旬にかけて石の産地「茨城」と「岡崎」で一般向けのイベントが開催されることを紹介しました。石の産地というと、お墓や灯篭、石仏、記念碑、敷石などを制作しているところというイメージがありますが、実は産地及びその周辺を拠点にしている石彫家もいれば、石工が本業のかたわら石彫作品を制作しているケースもあります。そうした作家による展示会も定期的に開催されていますので、今回は、石の産地で現在開催中の2つの彫刻展を紹介します。

里山を舞台にした野外彫刻展「雨引の里と彫刻2022」(~12月11日㈰)

1つは、茨城県桜川市(旧大和村)で12月11日㈰まで開催中の「雨引の里と彫刻2022」(http://www.amabiki.org)。1996年に7人の彫刻家によって始まった野外彫刻展で約2年に1回開催されており、12回目となる今回は33人の作家が参加しています(写真上=鈴木典生「花舞台」)。作品の設置場所は作家本人が地権者と交渉する決まりで、実際の運営も作家の皆さんが1年以上前から毎月集まって決めています。石彫作品を中心に木や布、金属など異素材とのコラボもあり、里山や集落の長閑な景観と溶け込むように設置されています(総行程13㎞)。案内板や駐車場も確保されていますので、車で回れるようになっています。

石工12名による企画展「石の里の匠たち『テーマ・Soul』」(~11月6日㈰)

もう一つは、香川県高松市で11月6日㈰まで開催中の企画展「石の里の匠たち『テーマ・Soul』」。メイン会場は高松市石匠の里公園・芝生広場で、庵治産地(高松市牟礼町、庵治町)で活躍する石工12名の石彫作品が展示されています(一部は高松市石の民俗資料館の館内に展示)。また同資料館では、庵治産地で唯一手彫りで加工する石灯籠職人であった太田幹雄氏(香川県伝統工芸士)の遺作展「太田幹雄展―石灯籠に込めた魂―」(会場は同資料館企画展示室、一般200円)と、産地の職人が制作した狛犬展「狛犬コンベンション作品展」(会場は同資料館エントランスホール、観覧無料)も同時開催されています。コンベンションは過去3回で28作品がエントリーしており、今回は「虎」をテーマに開催されました。詳細は同資料館(https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/bunka/ishimin/index.html)まで。匠の技と感性から生み出される芸術作品をぜひご堪能ください。