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海外にも死に関する年中行事があります

目次

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キリスト教の「死者の日」

キリスト教の「死者の日」は、すべての死者の魂に祈りを捧げる日で「万霊節」とも呼ばれています。カトリック教会の典礼暦で11月1日は、すべての聖人と殉教者を記念する「諸聖人の日(万聖節)」で、その翌日が死者の日となります。人の死後、罪の清めが必要な霊魂は(れん)(ごく)(天国と地獄の中間にあり、死者の魂が苦罰によって浄化されると信じられている場所。ただし、同じキリスト教でも正教会やプロテスタントなどではこれを認めていない)での清めを受けないと天国に行けないが、生者の祈りとミサによってその清めの期間が短くなると考えられているそうです。

メキシコの「死者の日」は明るく盛大に

メキシコでは、前述の11月1日と翌日の2日間を祝日とし、地域によっては10月31日の晩に前夜祭が催されます。他国との大きな違いは、死を恐れるのではなく、逆にあざ笑うという発想で、明るく楽しく祝うこと。公園に露店が立ち並び、墓地には派手な装飾が施され、夜にバンド演奏が行なわれることもあるとか。「オフレンダ」と呼ばれる祭壇に、遺影や十字架、故人の好物などをお供えし、マリーゴールド(別名「死者の花」)や砂糖で作ったガイコツ、キャンドルなどで飾り付けます(カボチャ飾りや仮装パーティーなどハロウィンとの共通点も見られる)。1日に子供の魂が、2日に大人の魂が戻ってくると信じられていて、子供にはチョコレート、大人にはお酒などが供えられます。ちなみに、メキシコでは2500~3000年前に、死と生まれ変わりの象徴として祖先のガイコツを身近に飾る習慣があったそうです。

中国では「清明節」に一家揃ってお墓参り

中国では、24節気の一つ「清明節」(4月5日前後)に、一家揃ってお墓参りをする習慣があります。お墓をキレイに掃除するので別名「掃墓節」とも呼ばれています。日本と同様、生花やお線香、故人の好物(酒やタバコなど)をお供えしますが、紙で作った供物を燃やしてあの世のご先祖様に送る習慣も見られます。紙のお供物は、お金(元、米ドル、ユーロなど)や洋服、冷蔵庫、パソコン、ゲーム、車、家などさまざま。国ごとに違いはありますが、死者やご先祖様を丁重にお祀りする行為は、古来より続く世界共通の習慣なのです。