石の産地「茨城」「岡崎」でイベント開催！

墓石の選択肢は中国製品だけではありません

中国の石材工場では、自国のみならず、日本を含む世界中から仕入れた石材が加工されており、今では日本市場に出回る墓石の大半が中国製品となっています。では、国産墓石はもう作っていないのか、というと、そうではありません。輸入品に押されてピーク時に比べると生産量は大幅に減っていますが、今でも国内の石材産地や自社工場を所有する石材店で加工されています。日本では、茨城の真壁（桜川市）、愛知の岡崎（岡崎市）、香川の庵治（高松市）が国内三大産地と言われており、その他に宮城県南部から茨城県北部に広がる阿武隈高地（主に福島県）で様々な石材が採掘されているほか、日本全国に大小様々な採石場が存在します。

10月28日㈮から3日間「いばらきストーンフェスティバル2022」

三大石材産地では毎年、一般向けのイベントが開催されますが、過去2年間は新型コロナの影響で中止や延期を余儀なくされました。しかし、ここにきて第7波の感染状況が落ち着いてきたこともあり、ようやく再開へと動き始めています。一つは今月末、10月28日㈮～30日㈰に茨城県桜川市で開催される「いばらきストーンフェスティバル2022」（https://www.ibarakiken.or.jp/isi/stonefes.html）＝写真上。これまでは笠間市の別会場で開催されていましたが、今年は「買った商品を持ち帰り安いように」との配慮で、会場～駐車場の距離が近い桜川市役所大和庁舎駐車場で開催されることになりました。会期中に、石匠による実演（石彫・石割・石積み）が行なわれるほか、初日28日㈮には稲田みかげ採石場などをバスで巡る石山見学ツアー（要予約、午前・午後40名ずつ）も開催されます。

11月5日㈯・6日㈰に「ストーンフェスタ岡崎2022」開催

もう一つは来月上旬、11月5日㈯・6日㈰に愛知県岡崎市で開催される「ストーンフェスタ岡崎2022」（https://www.ishi-okazaki.jp）です。こちらは人気イベント・岡崎城下家康公秋まつり（11月4～6日）の会場内、乙川河川敷左岸が会場となり、今回は「ふれる＆ツナガル」をテーマに、墓石や灯篭、ガーデニング用品、石灯り、動物小物など大小多様な石製品が勢揃いします。今月11日からは、旅行代金の補助が受けられる全国旅行支援もスタートしました（県民割との併用も可）。秋の行楽シーズン、少し足を伸ばして石巡りをされてはいかがでしょうか。円安の今こそ、国産品を手に入れるチャンスです。自分好みのパワーストーンが見つかるかも知れません。