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中国で日本風の夏祭りが大ブーム!

目次

露店の綿あめや金魚すくい、盆踊りも

例年7~8月はお祭りシーズンですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大規模な夏祭りは軒並み中止、併せて夏の風物詩である花火大会も相次いで中止となりました。そうしたなか、ここ数年、中国で日本風の夏祭りが開催され、露店の綿あめやヨーヨー、金魚すくい、盆踊り大会など「まるで日本のお祭り」のような盛り上がりを見せています。

日本旅行ブームがきっかけとなり、今ではすっかり定着!?

去る8月下旬には上海市内のショッピングセンターで、今年で8回目となる「夏日祭」が開催。3日間にわたって浴衣体験(無料)や音楽会、太鼓演舞、生け花体験、花魁(おいらん)道中(!?)、浴衣クイーンコンテストなどが開催されたほか、上海の別のショッピングセンターでも8月中に夏祭りが2回開催されたそうです(もともと中国では春節に「廟会(ミャオホエ)」と呼ばれる縁日が大きな公園に出るくらいで、地域的なイベントや娯楽は少なかった)。これは「もともと上海在住の日本人向けのイベントでしたが、2014年頃から日本旅行ブームとなり、日本にしかない季節限定の体験を追い求めた結果、夏祭りに行き着き、それが自国開催のきっかけとなって、上海や杭州などの大都市に広まったのではないか。今では中国のイベントとしてすっかり定着している」ということです。

中国の夏祭りは「お盆の里帰り」?

中国のサイトには「日本のお祭り、興奮するわ~」「憧れの浴衣を着てお祭りを歩けるなんて、サイコー!」「隅田川の花火大会にも行きたいな!」といったコメントもSNSで投稿されているとか。浴衣や綿あめ製造機などは中国の通販サイトでも簡単に入手できるそうで、(中国の若い女性の間で漢服がブームとなっているように)一種のコスプレを楽しんでいる感覚なのでしょう。日本の伝統文化が海外で評判になることは、日本人として誇らしく、嬉しく思う反面、日本でこれらのイベントが軒並み中止になるなか、中国人がそれを謳歌(おうか)している状況に対して、少し嫉妬を感じてしまいます。ちなみに2017年6月1日付けの本コラムで紹介したとおり、お盆に由来する経典は中国で4世紀ごろ作られた『仏説盂蘭盆(うらぼん)経』で、儒教の先祖供養とも深く関係していますが、そう考えると、昨今の中国の夏祭りブームは「お盆の里帰り」とも言えるでしょう。