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2025.08.07

「日本人が決して忘れてはならない4つの日」とは

目次

4つとも1945(昭和20)年の出来事を象徴する重要な日

現在の上皇陛下(第125代明仁天皇)が皇太子殿下だった1981(昭和56)年8月、「日本人が決して忘れてはならない4つの日がある」とおっしゃいました。それは、①6月23日、②8月6日、③8月9日、④8月15日の4つです。いずれも1945(昭和20)年の日本が関わった戦争にまつわる重要な日で、②は広島に原子爆弾が投下された「広島原爆の日」(原爆忌・平和記念日)、③は長崎に原爆が投下された「長崎原爆の日」、④は日本における第二次世界大戦が終結した「終戦記念日」ですが、①が何の日かご存知でしょうか。①は沖縄戦等で組織的戦闘が(軍司令部の自決により)終結したとされる日で、その戦没者を追悼する「沖縄慰霊の日」です=写真上は沖縄に(戦禍を逃れ)現存する最古のシーサー「富盛の石彫大獅子」。沖縄県が制定した記念日で、行政機関・公立校は休み(公休日扱い)となっています。

多くの犠牲者を出した「3月10日」の大惨事も

ここで①~④それぞれの犠牲者数を振り返ってみましょう。①は両軍及び民間人合わせて約20万人(戦前の沖縄の人口は約49万人で、その約4分の1が亡くなったとされる)。②は同年8~12月までの被爆死亡者は推定9万~12万人(爆心地から半径500m以内の被爆者で98~99%、同500m~1㎞以内で約90%)。③は推定約7万4,000人。④は①~③の犠牲者数と一部重複しますが、第二次世界大戦による戦死者は2百数十万人、民間人は80万人と推定されています。さらに、5つ目の忘れてはならない日として⑤3月10日を挙げることもできるでしょう。この日は、1944(昭和19)年11月から翌年8月15日まで合計106回に及んだ東京空襲(焼夷弾による無差別爆撃)の中で最も多くの犠牲者が出た日で、その死者数は9万5,000人とも10万人以上とも言われています。

命を受け継いだ私たちはいかに毎日を過ごすか

これらの犠牲者を数字に表すと、何となく実感が湧きませんが、その人たちにも大切な家族や友人がいて、それぞれの生活があったはずです。私たちは今、そうした人たちが「生きたいと思っても生きられなかった日々」を過ごしているのです。またそうした苦難の時代を乗り越えて、命をつないでくれたご先祖様がいるからこそ、今の生活があるのです。孤独や失望、挫折、貧困など何かと生きづらい世の中ではありますが、その命を粗末にせず、悔いのないよう毎日を大事に過ごしたいものです。