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2025.04.01

祝!朝ドラ『あんぱん』放送&やなせさんのエピソード

目次

 

今田美桜さん演じる主人公・朝田のぶの実家は石材店

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)の最新作『あんぱん』が3月31日からスタートしました。人気アニメのキャラクター「アンパンマン」を生み出した漫画家やなせたかしと妻の暢の夫婦をモデルに、苦悩の日々を送りながらも夢を忘れることなく荒波を乗り越え“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」誕生にたどり着くまでの半生を描いた、愛と勇気の物語です。主演は、漫画家の妻・朝田のぶ役を演じる今田美桜さん、夫・柳井嵩役は北村匠海さんが演じています。第一話はのぶの子供時代の話で、昭和初期の高知が舞台。のぶの父親(加瀬亮さん)は各地を飛び回る商社マンですが、その実家は地元で3代続く朝田石材店(店主役は吉田鋼太郎さん)という設定になっています。予告編では、その作業場の風景が映っていましたので、当時はどのような仕事ぶりだったのか、(ドラマの本筋とは関係ありませんが)楽しみにしています。

実は三越の社員(グラフィックデザイナー)だったやなせさん

実話では、やなせさんは終戦後、1947年に高知から上京し、三越の宣伝部でグラフィックデザイナーとして勤務します。三越のオリジナル包装紙は、丸みを帯びた抽象模様の集合体で知られますが、これはやなせさんが洋画家の猪熊弦一郎氏に依頼したデザインに、やなせさんのレタリング(筆記体)で「Mitsukoshi」のロゴを書き入れたもの(作品名「華ひらく」)。猪熊氏が千葉・犬吠埼の海岸を散策中、波に洗われる2つの丸い石を見て「波にも負けず頑固で強く」「自然の作る造形の美しさ」をテーマにしようと考えたことがモチーフになったそうです。「商品を包むと花が開いたようにパッと雰囲気を華やかにさせる」という画期的なデザインで半世紀以上愛用されており、時代とともに変化する価値観を超えてスタンダードであり続ける力を持つデザインとして、2019年度に「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞しています。

やなせさん夫婦が眠るお墓には…

2013年10月、94歳で他界したやなせさんのお墓は、高知県香美市香北町の実家跡地にある墓地公園「やなせたかし朴ノ木公園」内に建立されています(写真上=地元観光協会スタッフブログより)。アンパンマンとばいきんまんの2体の石像が斜めを向いているのは「アンパンマンミュージアムを見守るように」建てられたから。墓碑の裏側には「柳瀬嵩 妻 暢 茲に眠る」と刻まれています。