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2023.11.27

「お墓に入りたくない」が過半数を占めたけれど

目次

「お墓に入りたくない」上位6つの理由とは
今月11月18日付けの朝日新聞に「お墓に入りたいですか?」と題するアンケート結果が掲載されました。回答者数は2662人。結果は「はい」が39%、「いいえ」が61%で過半数を占めました。「いいえ(入りたくない)」の理由(複数回答)で最も多かったのが「子孫に負担を残したくない」(872人)で、以下「シンボル、よりどころだと思わない」(486人)、「他の方法を希望」(361人)、「証しを残したいと思わない」(348人)、「お墓がない」(339人)、「墓参りをする人がいない」(241人)と続きます(以上6位まで)。また「いいえ」の回答者にお墓の有無を尋ねていて、最多が「ない」で41%、「先祖代々の」25%、「親がつくった」22%、「自分や配偶者がつくった」5%、「その他」7%でした。今年9月25日付けの本コラムでも、お墓に関するアンケート結果を紹介していて、世間一般でお墓を否定的に捉える傾向にあることは分かっていましたが、やはり残念な結果となりました。
親は「お墓=子孫に負担」と勝手に決めつけるけれど
お墓参りすることで「宝くじが当たる」「子宝に恵まれる」「出世する」など、数字や現象として表れる現世利益が必ずしも得られるわけではありませんが、お墓(=自分の死後、眠るところ)がある安心感、お参り(ある意味、内観による自己との会話)することで得られる精神的な安らぎ(悲しみからの解放)、希望(生きる勇気や喜び)、あるいは祈る行為が自他への優しさと思いやりを養う情操教育に役立つこと(2018年8月2日付け本コラム参照)など、実感できる良いこと、素晴らしいことが沢山あるのです。どれも目に見えないことばかりですが、人として正しく生きていくうえで大切なものです(まさしく、サン・テグジュペリの小説『星の王子さま』がテーマに掲げる生命・愛の本質ともいえるでしょう=写真上はフランスの「王子とサンテックス」像)。
「死んだら終わり」という冷めた意見が最多だけれど
冒頭のアンケートでは「死後、どうすごす?」という質問(複数回答)もあって、最多は「死んだら終わり」(984人)、「家族を見守る」(795人)、「あの世でのんびり」(716人)、「あの世の家族や友人らと」(544人)などが続きます。ただ、死んだら終わりと答えた男性(57歳)の「その割に帰省ごとにお墓参りするのは、死者からの力を感じるからだろうか」というコメントを受けて、本稿をまとめた女性記者が「死後を信じることが力を与えてくれるときもある」とフォローしていて、思わず共感しました。