2022.06.06
素人判断のメンテナンスで想定外のトラブルに
目次
軽い気持ちで補修したばかりに
梅雨入り前、玄関のコンクリート柱の根元に入った亀裂を市販のシーリング剤(変成シリコーン系充填材)で補修しました。「作業前に説明書を読んで、手袋をして」と妻に言われたものの、「そこまでしなくても」と高をくくって作業を開始。作業は十数分で終了しました。思わぬトラブルが起きたのは、その後でした(嫌な予感はしていた)。ヘラとノズルに付いたシール剤を拭いている時、指先に少し付いてしまいました。「簡単に落ちるだろう」としばらく水洗いしたものの、汚れは拡大する一方で、指先がまるでマニキュアを塗った状態になってしまいました(写真上=洗っても汚れが落ちなかった指先)。
改めて説明書を読んでみると…
気づくと、シール剤の汚染被害は、洗面台の蛇口のレバーやシンク、さらにスマホケースにも及んでいました。改めて説明書を読んでみると、「表面硬化が速い速硬化タイプ」「身体に直接触れる用途には使用できません」「皮ふについた場合はすぐにふき取り、せっけんでよく洗い流す」とありました。「だから言ったじゃない…」。妻の冷ややかな視線が背中に突き刺さりました。
妻は人気アニメのキャラクター?
素人作業による見た目の悪さは仕方ないにしても、手袋を着けなかったばかりに、被害は想定外に拡大し、手洗いに要した時間(20分以上)や水道代、精神的ダメージも考えると、損失は少なからずありました。「どうしたものか…」とうな垂れていると、妻が助け舟を出してくれました。「除光液で拭いてみたら…」。「そんなことで落ちるはずがない」と不審に思いつつ試してみると、何てことでしょう、あれだけ取れなかったシール剤がキレイに落ちたのです。汚れたヘラとノズルも、妻が用意したジップロック式のビニール袋に入れて一件落着。リスクを未然に防ぐ的確な助言といい、必要なものをすぐ出せる機転の速さといい、その日の妻はドラえもんに見えました。
お墓も家と同じように定期的なメンテナンスが必要です。今年に入って大きめの地震が頻発しており、墓石や外柵の一部に亀裂が入ったり、目地が切れている可能性があります。DIYに不慣れでしっかりキレイに補修したい方は、やはり「お墓(石)のプロ」石材店に相談することをお勧めします。そのほうがご先祖様も喜ばれることでしょう