2026.02.20
つい読みたくなる「お寺の掲示板大賞2025」決定
目次
安易に「〇〇ファースト」を多用する社会に警鐘
お寺の掲示板に書かれた心に残る言葉(仏の教えや人生訓など)を審査・表彰する「輝け!お寺の掲示板大賞2025」の受賞作が決定しました。公益財団法人仏教伝道協会が主催する恒例企画(本コラムでは2022年12月19日付け、2025年1月20日付けで既報)で、昨年2025年の大賞は「自分ファーストという貧しさ」(鹿児島県南さつま市、顯證寺=写真上)に決まりました。この法語を考案・掲示したのは、同寺で住職を補佐する坊守(ぼうもり)を務める藤かおりさん(50)。「自分の幸せを追求するあまり、煩悩と分断が連鎖した(他者を尊ばない)貧しい社会になってしまうのではないか」という不安や危機感を表現した作品です。本企画の公式サイトでは「仏教の教えをまず自分事として捉えることは重要ですが、仏教の慈悲の精神においては、必ずしも自分がファーストではありません。人々が他者への思いやりを持った寛容性豊かな社会になることを願って(大賞に選んだ)」とコメント(講評)を掲載しています。
お墓参りを奨励する有名ミュージシャンの口癖も
他の受賞作を幾つか紹介すると(受賞名は省略)、「苦しみがなくなるのではない 苦しみでなくなるのです」「思った通りにはならないがやった通りにはなります」(東京都台東区、金嶺寺)、「慣れていくことに慣れてはいけない」「自分の親にあと何回会いますか?会えますか?」(広島市、超覚寺)、「迷った時には墓参り~大瀧詠一~」(東京都新宿区、専念寺)、「世の中が便利になって一番困っているのが実は人間なんです」(栃木県市貝町、中村寺)、「瀕死の一生」(鹿児島県南さつま市、顯證寺)、「お米の命 心から 拝んで頂く」(福岡県北九州市、極楽寺)、「『昔はよかったな』なんて言ったら今生きている意味ねーじゃん 所ジョージ」(福岡県豊前市、宝寿寺)など……(入賞者には5,000円~最大15,000円分のQUOカードを贈呈)。
応募の際は撮影・応募期間などに要注意
本企画は、お寺の掲示板の写真データをX(旧ツイッター)やインスタグラムに投稿し、その言葉(法語)の有難さ・ユニーク・インパクト等によって入賞を決定します(「♥いいね」「リツイート」の数も審査時に考慮)。昨年の応募期間は7~9月ですが、同年4~9月に撮影したものが条件(それ以前に撮影したものは応募不可)でした(詳細は公式サイトで要確認)。皆さんも応募してみてはいかがでしょうか。
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