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2025.03.18

「春分の日」って、誰がいつどう決めるの?

目次

年2回、黄道と赤道が交わる季節の分岐点

自然をたたえ、生物をいつくしむ日とされる「春分の日」。地球から見た太陽の位置をもとに1年を24の節気に分けた季節の指標「二十四節気」の4番目で、今年は3月20日㈭です(秋分の日と同様「昼と夜の長さが同じになる日」といわれるが、実際は昼の方が少し長い)。太陽が春分点(天の赤道=地球の赤道を天球上まで延長させた大円=を南から北へ横切る点)を通過する日とされ、国立天文台が作成する『暦象年表』に基づいて、毎年2月第一平日付けの官報の公告で翌年の「春分の日」が正式決定します(通例3月20日か21日のいずれか)。天球における太陽の通り道を「黄道」といい、それが天の赤道と交わる点「春分点」(黄経0度)を基点として、黄経90度が「夏至点」(北半球では、1年中で一番昼が長い〔=夜が短い〕日)、黄経180度が「秋分点」、黄経270度が「冬至点」(1年中で一番昼が短い〔=夜が長い〕日)となります。

知恵や遊び心から生まれた様々な歴注

カレンダーには、日付の横に様々な暦注が記されており、たとえば「節分」「八十八夜」「入梅」「土用」などは「雑節」といい、これも二十四節気とともに季節を把握する目安として使われています。先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口が順番に巡ってくる「六曜」もお馴染みで、目出たいことは「大安」に、「友引」に葬式はしないなど吉凶や運勢を占う目安となっています(仏教とは無関係)。ちなみに「七曜」は、万物を構成する5種の元素(火・水・木・金・土)に月〔太陰〕と日〔太陽〕を追加して7つの惑星とし、それに五行思想の九星(一白、三碧、五黄、七赤など)を結び付けたものですが、これは一種の言葉遊びのようなもので、天体とは無関係ということです。他にも神社参拝や祭礼、先祖祀りの吉日とされる「神吉日」や、土を動かすことを避ける「五墓日」のほか、「十干十二支」「十二直」「二十八宿」「三隣亡」「一粒万倍日」「不成就日」「十方暮」「天一天上」などの暦注がありますが、ここでは割愛します。

仏壇の仏様に何気なく目を向けると…

先日、新調したばかりの仏壇に何気なく目を向けると、ご本尊の仏様に窓越しに朝日が差し込んでいました。単なる偶然かも知れませんが、ちょうど春彼岸を間近に控えた頃でしたので、朝日を浴びて仏様が喜んでいるように見えました(写真上)。気温も上昇し外出しやすい季節となりましたので、お参りに行ってこようと思います。