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特別展「法然と極楽浄土」と「極楽すごろく」?

目次

国宝ほか、浄土宗ゆかりの名宝が一堂に集結

京都市東山区の知恩院を総本山とする浄土宗。ことし2024(令和6)年、開宗850年を迎えることから、法然による浄土宗開宗から徳川将軍家の帰依によって大きく発展を遂げるまで、全国の浄土宗ゆかりの名宝を中心に紹介する特別展「法然と極楽浄土」=写真上が来月6月9日㈰まで、東京・上野の東京国立博物館・平成館で開催されています。国宝「綴織當麻曼陀羅」「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」をはじめ、重要文化財を含む多数の文化財が一堂に集結しています。

末法思想の世に希望の灯かりを示した法然

今から850年前の平安時代末期は、お釈迦様の教えが廃れていた時代で、誰も救われない「末法」の時代と信じられていました。洪水などの自然災害で家や家族を失ったり、疫病や飢饉に襲われたり、あるいは治承・寿永の乱(源平合戦)の内乱に巻き込まれて多くの庶民が犠牲となりました。平重衡ら平氏軍が奈良で襲撃した南都焼討ち(1181〔治承4〕年)では、東大寺や興福寺の主要な建造物のほとんどが焼け落ちました。そうした末法思想がはびこる中、阿弥陀仏の本願力を硬く信じて「南無阿弥陀仏」(「南無」は信じて頼りにすること)と念仏を唱えると、男女問わず誰もが平等に極楽浄土に行けると説いたのが法然でした。

東京会場は6月9日㈰までですが、京都展が今年10月8日㈫から12月1日㈰まで京都国立博物館・平成知新館(京都市東山区)で、また九州展が来年10月7日㈫から11月30日㈰まで九州国立博物館(福岡県太宰府市)で開催されますので、ご都合の良い場所とタイミングでそれぞれ観覧されるとよいでしょう。

公式HPで楽しく学べる教材「極楽すごろく」も

余談ですが、本展の公式ホームページで、小学校高学年から中学生を対象にしたジュニアガイド「極楽すごろく(二河白道編)」を紹介しています。六道輪廻ステージからスタートして人生娑婆ステージへ移動し31マス目のゴール(極楽浄土)を目指しますが、「1回休み」が12マスもあり、「人生は長く、思うように進まない」という教えなのか、なかなか前に進めません。しかし、浄土宗や法然、仏教用語などを遊びながら分かりやすく学べる一石二鳥の教材となっています。「極楽すごろく」は印刷フォームが用意されていますので、ぜひ大人も一緒に楽しんでください。