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2021.05.30

終活で最初にやるべきことについて

目次

隠居中の父の部屋から出てきたものは...

先日、ひょんなことから、隠居中の父(86歳)の部屋の跡片付けをすることになりました。古い冷蔵庫を買い替えることになり、家具の配置換えに伴い、押入れの中身を整理する必要があったのです。すると、押入れの中から出るわ出るわ、いろいろなものが出てきました。父の独身時代~就職、結婚後の日常生活を撮った古い写真やゴルフ雑誌、40年以上前の給与明細、家を改築した時の住宅会社のカタログや書類、町内会の名簿の余り、食器、水筒、花瓶、ゴルフコンペのトロフィー、足つぼ健康器具、記念品、返礼品、取っておいたポケットティッシュなど……。父にしてみれば、大切な思い出の品だったり、「まだ使えるもの」「いつか使うかも知れないもの」「予備として取っておいたもの」かも知れませんが、正直まず使うことのない不要品やガラクタばかりでした。しかも20年以上、ゴキブリの住処になっていたため、その排泄物や卵などが壁や床、段ボールの中まで至る所に付着し、とても不衛生な状態でした。さすがにこれを放置することはできず、父の了解を得て、妻と一緒にいわゆる「断捨離」を決行しました。押入れの半分(1間分)だけですが、汗だくになりながら中の荷物を全て表に出し、要不要を一つずつ判断し、掃除機をかけて、水拭き、アルコール消毒しました。その日の午後はそれだけで終わってしまいました。収穫といえば、美濃焼の素敵な茶器(写真上)が1セット出てきたことだけでした。その他の収納スペースを整理するとなると、さらに丸1日は掛かりそうです(専門業者に依頼したら、おそらく10万円前後の費用が発生したことでしょう)。まさしく「遺品(生前)整理の仕事って、こういうことをするんだな」ということを、身をもって体験しました。

終活の第一歩は生前整理から

昨今は終活ブームで、自分の終末期の過ごし方(介護や延命治療など)や死後の準備(お墓や葬儀など)、あるいは生前贈与などの相続対策をしますが、生きているうちに不要品を整理することもそれと同じくらい(遺族にとって)有り難いことです。時間はたっぷりあるはずです。思い出の品を整理することで昔を懐かしむことができるし、部屋がきれいになれば、明るく健康的な生活を送ることができます。まず生前整理から終活を始めてみてはいかがでしょうか。