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2014.08.26

お彼岸は、どこから来た名前?

目次

お彼岸の季節が近づいてきましたが、みなさんは名前の由来をご存じでしょうか。
「彼岸」は「岸の向こう」という意味で、仏教では悟りの世界を指しているのです。
現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで煩悩を脱し、悟りの境地である彼岸に到達するという意味があります。
やがて、彼岸を死後の安らかな世界である浄土と捉えるようになり、現在のように亡くなったご先祖に想いを込める「お彼岸」が定着していったようです。
お彼岸の期間は3月・9月の年2回、それぞれ春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間。春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈むので、彼岸と此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするようになったといわれています。
お供えものとして、この時期は「ぼたもち」「おはぎ」がお目見えしますが、実は、この2つは全く同じもの。春に咲く牡丹をあずきの粒に見立てて「ぼたもち」。秋の七草の萩の花があずきと似ていることから「おはぎ」と呼ばれているんです。
来月に控えた、お彼岸。ご家族みんなでお墓参りをして、先祖へ感謝の気持ちを伝えましょう。
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