2019.01.31
長寿国ニッポン!世界最高齢の記録とは?
目次
世界最高齢の日本人が相次いで他界
生存男性の世界最高齢者としてギネス記録に認定されていた野中正造さんが去る1月20日、北海道足寄町の自宅で死去されました。1905(明治38)年7月生まれで、子供5人、孫8人、曾孫は3人いましたが、自宅の寝室で一緒に寝ていたお孫さんが無呼吸の野中さんに気づき、駆けつけた医師によって死亡が確認されました。年齢は113歳179日でした。昨年4月には、やはり生存女性の世界最高齢者だった鹿児島県喜界町の田島ナビさん(1900〔明治33〕年8月4日生まれ)が117歳260日で死去されました。その子供・孫・曾孫・玄孫・来孫を合わせると、160人を超えるそうです。葬儀がどこでどのように営まれたのか不明ですが、納骨式ともども多数の親族と参列者に見守られて、安らに旅立たれたことでしょう。ちなみに老年学研究者団体に認定された歴代の世界最高齢者は仏女性ジャンヌ・カルマンさんで122歳164日。2位が米女性サラ・ナウスさんで119歳97日。他界された田島さんは歴代3位。現在生存する世界最高齢者も日本人で、福岡市在住の田中力子さんで116歳となっています。(2019年1月末現在)
世界最高齢の動物の年齢は、何と504歳だった!
ところで「鶴は千年、亀は万年」などと言いますが、世界最高齢の動物(植物及び菌類を除く)は何でしょうか。ネットで調べると、「英国の動物学者たちが世界最古の動物(軟体動物)を発見!」という記事がありました。それによると、2006年にアイスランド沖で発見された「ホンビノスガイ」という大きな貝があり、その年齢は1499年生まれの504歳であることが判明しました。ただ年輪を調べるために貝殻を開けたところ、その貝は死んでしまったそうです。参考までに、タンチョウ鶴の平均寿命は野生で20~30年(飼育環境下では50~80年とも)、推定年齢200歳以上というゾウガメもいるそうです。
生命の源を遡ることで見えてくるものとは?
長生きすればするほど子孫は増えますが、生命の源を遡っていけば、それに匹敵するご先祖様がいることも事実です。現存する命は、そのご先祖様から引き継いだ一時的な預かりものであり、それぞれの人生を全うした後、子孫の代にバトンタッチすることが我々の使命だと言えるでしょう。