2018.04.11
知られざる霊園の魅力シリーズ・第4弾
目次
「南国風庭園」を基本コンセプトとして海なし県に誕生!
今回は、埼玉県中東部に位置する桶川市の公園墓地「桶川霊園」をご紹介します。内陸(海なし)県の埼玉県民にとって、海は憧れの存在ですが、同霊園は実は「南国風庭園」を基本コンセプトに設計されているのです。オシャレなアイアン門扉から続く白壁に囲まれた空間、その先がメインの参道になっていて、南国を象徴するパームツリーが来園者を温かく出迎えてくれます。墓域内にも生垣や緑地帯が随所に設けてあり、癒しの空間となっています。
都内や県外からのアクセスも
場所は埼玉県ですが、神奈川・東京・埼玉・茨城の一都三県にまたがる圏央道の東北道と関越道に挟まれたほぼ中間地点にあるため、都内や県外からのアクセスも比較的便利です。もちろん大型駐車場も完備されています。墓所は一般及びゆとりタイプのほか、特別区とみどり区に分かれますが、墓地使用料は一般タイプの0.5平方メートルで7万円からと、お求めやすい価格設定になっています。「南国のハワイや沖縄が大好きだった」「いつか行きたいと憧れていたけれど、夢を果たせなかった」という方にお勧めの霊園と言えるでしょう。
桶川市出身の有名人と言えば…
ところで、桶川市出身で、葬儀業界と関わりの深い有名人が一人いますが、誰なのかご存知でしょうか?答えは、滝田洋二郎監督の映画『おくりびと』で納棺師役を務め、日本アカデミー賞で主演男優賞を獲得した本木雅弘さん(元シブがき隊)です。随所にコメディーな要素を織り交ぜながらも、日本人の死生観を見事に描いた素晴らしい作品でした。その『おくりびと』の女性版とも言える新作映画が伊藤秀裕監督の『おみおくり』で、すでに3月下旬より公開されています。こちらの作品は永井結子『今日のご遺体 女性納棺師という仕事』(祥伝社黄金文庫)が原案で、愛する人との悲しい過去を背負う女性納棺師役として高島礼子さんが出演されています。共演者の文音さんは、『おくりびと』が数々の賞に輝いた第32回日本アカデミー賞で、実は別の作品で新人俳優賞を受賞した女優さんでもあるのです。これも不思議なご縁ですね。お時間があれば、ぜひご覧になってください。