2018.03.06
「そだねー」のフレーズでも注目された女子カーリング
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「カー娘」ことLS北見が銅メダルを獲得!
平昌オリンピックが17日間にわたる熱戦を終え無事閉幕しました。冬季五輪としては過去最多となる13個のメダル(金4、銀5、銅4)を獲得し、日本選手の実力を全世界にアピールし、数多くの感動をもらいました。とりわけ私自身、石材業界に身を置くこともあって、(競技に石を使う)女子カーリングの3位決定戦でLS北見(本来のチーム名は「ロコ・ソラーレ」)がイギリス代表を破って銅メダルを獲得したときは万々歳、大喜びでした。
「ストーン」の原産地はどこ? 価格は?
ところで、カーリングに使われる「ストーン」(直径約30センチ、重量20キログラム)の原材料が、実はスコットランドのアルサクレイグ島で採れる花崗岩だったこと、ご存知でしたか? しかもこの島は周囲約3キロメートルの無人島で、そこでの採石は資源保護の観点から20年に1度となっており、近年では2002年に採掘したのが最後だと言われています。
またストーンをよく見ると、表面に赤と緑のライトが付いているのが分かります。これは「(投球者は)ホッグラインと呼ばれる線を超えるまでにストーンから手を離さなければならない」というルールがあり、それを検知するためのセンサーで、オーバーしなければ緑色のまま、オーバーすると赤色が点灯する構造になっています。競技を行なうには16個のストーンが必要で、本物は1個10万円以上(1セット約160万円)するそうですが、原則としてバラ売りはしないため、個人で購入することはほぼ困難とのことです。
地元の神社ではストーンをモチーフにしたストラップの販売も
なおLS北見の地元・北海道北見市常呂町の常呂神社では、このストーンをモチーフにしたおみくじ付きストラップ(直径約2センチ)を1個500円で販売。必勝祈願に訪れた選手たちにもプレゼントされ「かわいい」と評判になりましたが、銅メダルを獲得した翌日には用意していた500個余りがすべて売れ切れになりました(ヤフーオークションでは10倍の5000円、フリーマーケットのアプリ「メルカリ」では8888円で取り引きされたとか)。現在、追加発注しており、次回の入荷は4月下旬頃になるそうです。