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総面積は埼玉県下61位の和光市ですが…

目次

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写真:和光聖地霊苑 ガーデニング型樹木葬「フラワージュ」

 

活気があり、都心への通勤・通学に便利というメリットも

今回は、埼玉県南部にある、人口8万2,000人あまりの和光市に注目します。埼玉県には63の市町村がありますが、和光市の総面積は約11平方km(県内61位)で、一番広い秩父市(約578平方km)の2%にも及びません。それでも同市の平均年齢は39.6歳と県内で一番若く、生産年齢人口(15~64歳)の割合も県内トップの71.6%です。つまり「県内で最も若いエネルギーに溢れた町」なのです。また市内にある鉄道駅は、東武東上線と東京メトロ有楽町線・副都心線の和光市駅だけですが、東武東上線は東京都心へ通勤・通学しやすい路線ランキングの堂々2位(1位はJR中央・総武緩行線)で、同市の都区部への通勤率も51.4%(2人に1人)という高い数字になっています。

数多くの単身高齢者を抱える東京都

一方、東京都の高齢者(65歳以上)人口は305万2,000人(高齢化率23.3%)。この1年で実に3万7,000人(前年比1.2%増)も増えています。東京23区は2軒に1軒が単身世帯(一人暮らし)ですので、単身の高齢者がいかに多いか分かります。つまり、お墓のニーズもそれだけ多いことになります。前述のとおり、和光市は都心へ通勤しやすい町ですが、逆の見方をすれば都内からも行きやすいので、都民にとっては墓地探しの候補地にもなり得るのです。

時代とともに変わりつつある樹木葬

その和光市にあるお勧めの公園墓地が「和光聖地霊苑」です。園内全域がバリアフリー設計で、ゆとり・一般・テラスなどの墓地タイプがあり、永代供養にも対応しています。また同霊苑のガーデニング型樹木葬「フラワージュ」も人気です。一般的な樹木葬は、ツツジや楠、桜などの花木をシンボルツリーとして、その下に墓誌代わりのプレートを設置することが多いのですが、同霊苑では色とりどりの草花に囲まれた石碑に手を合わせることができるのです。ガラス職人が一つずつ手作りした琉球ガラス村製のカラフルな骨壷も好評です。

日本における樹木葬墓地は、もともと岩手県一関市の寺院が1999年、植樹を兼ねた墓地を里山で売り出したことが始まりですが、時代とともにその埋葬方法や形に変化が見られるようになりました。ささやかながらも石碑を設えることは故人を偲ぶ上で役立つことなのかも知れません。