2017.08.04
ふるさと納税でお墓参り・清掃を代行してくれる自治体が登場!
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「仕事が忙しくて帰省できない」という方に…
間もなくお盆の季節です。お盆行事については今年6月のコラムで取り上げたとおり、一部の地域は7月の旧盆に実施しますが、全国的には8月15日に行なわれます。このお盆中に帰省できる方はともかく、なかには「仕事が忙しくて帰省できない」「お墓参りにしばらく行っていないので、どうなっているのか心配」という方もいらっしゃるでしょう。そんな方にちょっと耳寄りなお知らせがあります。実は、ふるさと納税で「お墓参り・清掃代行サービス」を実施している自治体があるのです。
そもそも「ふるさと納税」って何?
ふるさと納税(ふるさと寄付金)とは、個人住民税の制度の一つで、任意の自治体に(年収や家族構成などで決まる限度内で)寄付することで、寄付した額のほぼ全額が所得税・住民税から控除されるものです。寄付金に応じて主にその地域の特産品などが返礼品として送られてきますが、パソコンや家電など高額な返礼品を送る自治体も出てきて話題となりました。また自治体によっては高齢者ケアや環境保全、震災復興など寄付金の使い道を設定しているところもあり、納税者自身がその用途を選べるようになっています。ここ数年の実績額は増加傾向にあり、総務省によると2015年は過去最高となる約130万人から1470億円もの寄付金が集まりました。
お得に問題解決し地元や故郷に貢献できる「一石二鳥」
ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」で、お墓や石材関連の使い道を調べると、石灯りや石臼、盃、コースター、ペンダント、家紋プレート、一輪挿し、小型墓石、ペット墓石などが出てきますが、一部の自治体でお墓参り・清掃代行サービスを実施しているところがあるのです。主な利用者は「仕事が忙しくて、実家が遠方のためしばらくお参りに行っていない」あるいは「高齢や怪我、病気などでお参りに行けない」といった方と思われますが、気がかりだったお墓参りや清掃をお得に頼めるうえ、思い入れのある故郷の税収アップに貢献できるのです。まさしく一石二鳥。もし自分の墓地がある自治体にこうしたサービスがあれば、検討してみてもよいかも知れません。