2015.03.24
Q&A 墓前にお供えする花は、造花でも良いのでしょうか?
目次
お墓に供える花は「生花でなければならない」ということはありませんが、どのお墓も生花をお供えしてあることが多いですね。
これは、もともと家の庭に咲いているお花を持参したことから生まれた風習と言われています。
現代では、庭に季節ごとのお花が咲いていないご家庭も多く、生花店で花を買ってからお墓参りに行く方が一般的となっています。
仏様も花の香りを楽しむということが言われており、生花を持参したいところですが、生花にはそれなりの管理が必要です。
定期的に水替えをしないと、枯れて頭を垂れてしまう花や、腐って悪臭を放ってしまうこともあります。特にユリの花には注意が必要です。
ユリの、オレンジや黄色の花粉は、最初は粉状なのですが、日を追うごとに粘着質になり、花びら、服、手などにつくと落ちにくくなることがあります。それは墓石に付いても同じことです。ご自身のお墓はもちろん、近隣のお墓にシミがついてしまうことにも気を付けましょう。
お墓参りに頻繁に行けない場合には造花を飾るのも一つの選択肢だと言えます。造花を上手にとり入れる事で、お墓の印象をより良くすることもできますね。